確定申告の基礎

確定申告ってなにがめんどうなの?

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確定申告の何が「めんどう」なのか?

当たり前ですが、「めんどう」な理由は人それぞれです。

毎年やっている人は、またあの作業をやらなきゃいけないのかというのがあるでしょうね。
ほとんどの人は年に1回しかやらないので、毎年なにから手をつけるんだっけ?となる人が多いでしょう。

私は会社で、もう何年も法人税の申告書を作成していますが、毎年どうやってやるんだっけとなってます・・・(おい!?)

始めての人にとっては、「めんどう」以前に何から手をつければいいのかというのがあっての「めんどう」でしょう。

という前提はあって、じゃあなんで「めんどう」なのかと考えると以下の4つが考えられます。

①書類や帳簿を揃える
②書類の入力箇所の複雑さ
③ルールに基づいて記録する
④計算がめんどう

ざっくり書くとこんな感じかなと思います。

これ以下は確定申告がいかにめんどうであるかを書いており、クラウド確定申告を利用すれば楽になるとの結論ですので、無理して読む必要はないです。ちょっと長文ですし。

確定申告にクラウドをおすすめする理由

目次1 クラウド確定申告で楽になる4つのポイント1.1 仕訳するのが楽になる1.2 仕訳を入力すれば決算書は作成される1.3 訂正すれば他も自動で訂正される1.4 確定申告書は作成フローにしたがって入 ...

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書類や帳簿を揃える

まず書類を揃えるのが手間です。
書類といっても色々な書類があります。

個人事業主であれば事業で利用した領収書が必要ですし、得意先に発行した請求書も書類です。
保険料控除を受けるための保険料控除証明書もそうですね。

基本的に、確定申告書に書く数字はそれを裏付けの書類が必要となります。
中にはないものもありますが、何かしら裏付けとなるものが必要となります。
(電車代などの交通費とか)

それらを揃えた上で「仕訳帳」「総勘定元帳」「確定申告書」など様々な帳簿や書類を作成しなければなりません。

03申告方法の違いによる必要な帳簿と決算書

目次1 青色申告と白色申告の違いによる帳簿の違い2 確定申告ソフトは利用すれば帳簿は2つあればいい2.1 仕訳帳2.2 固定資産台帳 青色申告と白色申告の違いによる帳簿の違い 確定申告には必要な帳簿が ...

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書類の入力箇所の複雑さ

書類のどこに数字を入力するのかわかりにくいです。
国税庁もマニュアルを作成してわかりやすいように努めていますが、それでもやっぱりわかりにくです。

入力した数字を持って計算をして、その結果の数字を別なところに転記してといった感じで、作成方法が単純ではありません。

申告書は、最初のページ(第一表)から作成を始めてはダメです。
(第二表)から書き始め、その結果を(第一表)に転記していくのが流れで作成するのがいいのです。

理解しやすいように説明すると、(第一表)は集計表で、(第二表)はその明細という位置づけです。
つまり、明細に抜けがあった場合、(第一表)の数字が変わりますので、(第二表)から作成した方がいいというわけです。

第二表 第一表

さらには事業所得などでは、『仕訳帳』といった売った買ったを記録した帳簿や、『総勘定元帳』といった取引ごとで集計した帳簿、『貸借対照表』、『損益計算書』といった帳簿などを作成します。

これら帳簿は(第二表)の明細にあたり、帳簿に誤りがあった場合は(第二表)は訂正がしなければなりませんし、(第一表)も訂正が必要になります。

ルールに基づいて記録する

所得によっては売った買ったの取引を記録した『仕訳帳』を作成する必要があると書きました。

「仕訳」って言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「仕訳」とは、取引をルールに基づき記録することをいいます。

なぜルールに基づき記録するかというと、誰が見ても(そのルールを知っている人)わかるようにするためです。

確定申告書は最終的に税務署に提出されるわけで、それがみんな自由な仕様で提出されていたら、正しいのかどうかの判断もつきません。

ですので、ルールをきちんと理解する必要あり、まぁこのルールを理解するのがめんどうなわけです。

02仕訳のルールとは?

ここでは「仕訳のルール」について説明します。 「仕訳のルール」さえ押さえておけば、決算書や(個人事業主)確定申告書の作成は余裕です。 というか会計ソフトがやってくれます。 なので決算書や申告書の書き方 ...

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計算がめんどう

「仕訳」は多くの場合、100円払ったら100円と記録します。
しかし、支払った金額が一定金額以上の場合、一定金額を記録した上で、別途分割した金額で記録し直す必要があります。
いわゆる「固定資産」の購入なわけですが、はっきりいってめんどうです。
これ以外にもめんどくさい「仕訳」の方法はあります。

01減価償却費とは?固定資産となる金額はいくらか?

「減価償却」とは、長期間にわたって事業に利用する社用車や機械装置などの「固定資産」を、購入した時に全額費用とするのではなく、その「固定資産」の対応年数にわたって分割して費用とする会計処理を言います。 ...

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確定申告を楽する方法はないの?

楽は方法は「クラウドの確定申告サービス」を利用することです。

さきほど取り上げた3つのめんどうが、どのように解消されるのか紹介しましょう。

①(書類や帳簿を揃える)めんどう
②(書類の入力箇所の複雑さ)めんどう
③(ルールに基づいて記録する)めんどう
④(計算が)めんどう

体感としては1/100くらいの差があるのではないでしょうか?

(書類や帳簿を揃える)めんどう

言い訳ではないですが、クラウド確定申告でも領収書などの書類が必要なのは変わりはありません。

そもそも書類を揃える理由は、『帳簿へ記録するため』と『法的に保存義務があるから』の2点です。

このうちクラウド確定申告によって楽になるのは、主に『帳簿へ記録するため』の方ですね。

帳簿への登録方法は主に2つです。
1つは銀行やクレジットカードなど、他社サービスから明細データを取り込んで登録する方法。
もう1つ目は領収書などの画像データから利用情報をデータへと変換して登録する方法です。

05-1freeeの「ファイルボックス」を活用すれば領収書の取引登録はとっても楽になる

ファイルボックスは主に以下の方法で使います。 ・現金払いの登録 ・請求書での振込払い登録(未払金、買掛金の計上) ・取引登録済みのクレジットカード払いやnanaco払いなどに添付 もう少し丁寧に説明し ...

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ちなみにもう一つの『法的に保存義務があるから』については多少のサポートになる機能があります。

それは、領収書をスマホで撮影する、領収書をスキャンするなどして、クラウド確定申告上に画像データを保存。
メールで受け取った請求書などをクラウド確定申告へ転送して、メールに添付されたファイルデータを保存などがあります。
またこれらのデータはクラウド確定申告に保存する方法ではなく、クラウドストレージ上に保存し、クラウドストレージ経由でクラウド確定申告上に送るといった方法もあります。
このような方法で書類(データ)を一箇所にまとめておくことができます。

「仕訳帳」や「総勘定元帳」、そして「確定申告書」も自動的に作成してくれます。

ただし法律上はあくまで紙で保管しておかなければなりませんが、クラウド確定申告に登録した記録(仕訳)が正しいかを確認する際に、紙で確認するのではなく、添付している画像データを見ながら行うことができます。

(書類の入力箇所の複雑さ)めんどう

どこに数字を入力して、計算して、集計して、その結果を別の書類に転記してといったのが非常にめんどうと説明しました。
クラウド確定申告では、入力が間違っていなければ、計算・集計・他書類への転記などは勝手にやってくれます
入力についても、入力を補助する機能や自動入力など様々な機能でサポートしてくれますので、紙で作成するのに比べたら天と地の差ほど違いです。

(ルールに基づいて記録する)めんどう

①現金で携帯代を支払った。
②クレジットカードでボールペンを買った。

これらはどのように記録(仕訳)するのかわかりますか?

①通信費  *** / 現金  ***
②消耗品費 *** / 未払金 ***

携帯代は、『通信量』
ボールペンは、『消耗品費』
クレジットカードで支払った場合、まだお金を払っておらず将来支払う予定ですので、『未払金』

こういったルールが最低でも数十パターンあります。

じゃあクラウド確定申告ではというと、携帯代を選択すると自動的に『通信費』、ボールペンを選択すると自動的に『消耗品費』と選択される仕組みが用意されています。

紙とでは格段の手間の差があります。

(計算が)めんどう

クラウド確定申告を使えば、固定資産に該当するものを購入した場合、別途登録する箇所があり、自動的に分割して金額を記録してくれる機能があります。
このようにクラウド確定申告が用意してくれている機能に従って入力すれば、自分でめんどうな計算をする必要はありません。

結論

以上書いたように確定申告やるなら『クラウド確定申告は絶対利用するべき
代表的なクラウド確定申告は3つあります。
それぞれの比較はこちらの記事で紹介しています。

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freee/MFクラウド/やよい クラウド確定申告の機能と料金の比較

どの「クラウド確定申告」を選べばいいんだろう? わたし自身確定申告をするにあたり、どのクラウド確定申告を選べばいいのか迷いました。 経理をやっているので、会計ソフトを使うことに慣れていますが、確定申告 ...

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※ちなみにサラリーマンで医療費控除を受けるとか、住宅ローンの控除のためとかで確定申告する場合は、クラウド確定申告を利用する必要はないと思います。

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