所感、雑感
職業によって税の公平性というものは異なる。
代表的なものがお坊さん、医者、農業。
脱税の方法は2種類。
売上を減らすか?
費用を増やすか?
簡単なのは売上を減らす方。
あるもの(売上)をないように見せるよりも、ないもの(費用)をあるように見せる方が大変だから。
例えば売上に対して領収書を出すお店の場合、売上を減らすのは難しい。
逆に現金受取に対して領収書を出さないお店は売上をないものに見せることができる。
お坊さんが檀家からお金をもらい領収書を出さないように。
一番興味深かったのはこれから増加するであろう個人によるネットの収入。
税務署はネット専門の部署や調査官を教育している。
個人のネットの収入は30万円以下の場合雑収入として税金がかからない。
ただ30万円を超える場合は税金がかかり、確定申告をしなければならないが、認識は薄い。
ネットの収入というのは記録が残りやすく追跡しやすい。
ネットオークションの場合、税務署で試しに買ってみる。
そして金融口座を確認し、その口座を中心にチェックをする。
他にメールをチェックする。データが削除されている場合、サーバーに問い合わせをする。
アフィリエイトも税務署は目を光らせてる。
アフィリエイト運営会社側を調べれば誰が参加しているわかる。
アフィリエイターに払うお金もきちんと把握されている。
運営会社にとってそれは費用となりますので、きちんと誰に対して支払いをしているかというのを残しておかないと費用として認められません。
アフィリエイトで実際に年間30万円を超える収入を得ている人というのは、全体の約15%(※1)とそこまで多くありません。
しかもデータがあるわけですから、チェックも容易。
ネット収入がけっこうある人は注意が必要です。
これからネットで個別の副収入を得る人は多くなるでしょう。
そうなると確定申告の知識も必要となる。
さらにその副収入を得るために費用を使った場合は、それをきちんと残しておく必要もあります。
読書日 | 2013.1.24 |
タイトル | お坊さんはなぜ領収書を出さないのか |
著者 | 大村大次郎 |
プロフィール | 元国税調査員 |
出版日 | 2012.7.24 |
目的 | 税金の知識を身につける。 |
トリガー | 領収書 脱税 ニセ領収書 脱税請負人 風俗業 経費 印紙 e-tax プリペイドカード クレジットカード 医療費控除 |
所要時間 | フォトリーディング3分 トリガーワード選択,質問づくり5分 SR&D スキタリング計20分 マインドマップ作成,所感雑感まとめ 20分
合計48分 |