国税庁ではこんな動画を作っています。
実際にこんな感じで怪しいサイトをチェックしているんですかね。
ほんとの手の内は明かしていないと思いますが。
webショップを運営しているサイトだと実際に商品を購入して、口座情報を得て、調査でこの口座の通帳を見せてくださいという手段を取るらしいです。
でもアフィリエイトはもっと調査しやすいです。
目次
アフィリエイトの税務調査
アフィリエイトを提供する会社(ASP)は誰にいくら払っているというデータがあるので、税務署はこの情報の提供してもらう。
アフィリエイトで多額の収入を得ている人は、複数のASPを利用しているケースが多いですので、全て1つのデータベースに入れる。
情報は「名前」「口座情報」「振込日」「金額」「住所」など
名前の元にデータを集計し金額上位者をピックアップして、確定申告のデータベースとチェックし、申告がなされているかをチェックする。
という感じですかね。
かなりざっくりとした想像ですが。
つまりは、ASPから税務署に支払報酬額のデータは提供されているから儲けている人は確実に知られてるという事です。
という事でいつでも申告できるように用意しておきましょう。
アフィリエイトの申告義務は年間20万を超えると
副業でアフィリエイトをスタートした当初、多くの場合その収入は雑収入になります。
(開業届けを出している場合は、事業所得)
雑収入である場合、年間20万円を超えると確定申告の義務が生じます。(アフィリエイト以外の副業収入がある場合は、合わせて)
この20万円というのは、収入金額であり、経費を差し引き後の金額ではありません。
経費を差し引いたら20万円未満だから申告必要ないと勘違いしないように注意しましょう。
というのも経費が発生していても申告しなければ経費と認識してもらえないからです。
アフィリエイトの収入で年間20万円を超えるには、月平均16,667円以上ないといけません。
アフィリエイト収入で月の収入が1万円を超える人は全体の5.2%で、約8割が収入1,000円未満という事です。
アフィリエイト市場調査2013
つまり、申告義務が生じる人になるのは中々大変です。
でも可能性は0ではありません。
なので準備をしておきましょうという事です。
簡単な確定申告準備
準備すること
・状差しの用意
・マネーフォワードの利用
状差しとはこれです
とりあえずこれだけ用意しておきましょう。
これだけ用意しておけば、年間の収入が20万円になったときに、すぐに対応できます。
日々やること
雑収入の申告の場合、帳簿の作成は不要ですが、以下の情報が必要です。
・所得の種類
・種目・所得の生ずる場所
・収入金額
・必要経費等
帳簿の作成は不要ですが、その内訳は必要です。
収入金額や必要経費等の金額が証明できなければ、認められないわけです。
マネーフォワードでの処理
マネーフォワードでは、副業にかかるもののデータを作成するために使います。
マネーフォワードに登録する時のポイントは2点、大項目と中項目の登録方法です。
収入は、大項目⇒「収入」、中項目⇒「事業・副業」
費用は、大項目⇒「その他」、中項目⇒「事業経費」
状差しでの処理
必要経費となる領収証等を状差しで束ねていきます。
経費については、ただ数字だけで費用が発生したと言っても認められません。
収入であれば、通帳。
費用の場合は、領収書が必要です。
交通費などの領収書がないものは、交通区間のメモがあればいいです。
領収書はきちんと保管しておきましょう。
確定申告
まず年を終えて収入が20万円を超えているかどうか。
超えていたら申告しましょう。
マネーフォワードの処理
・CSVデータを取得
・データから必要情報を抽出
・収入明細と費用明細の完成
状差しでの処理
上記の費用明細に入れたものを領収書をチェックし、整理する。
整理方法の例
・日付順にノートに貼る。
・日付順に封筒にまとめる。
万が一税務署に見せて下さいと言われた時に、すぐに見せれるようにしておきましょう。
とりあえずは、領収証等の保管とマネーフォワードの登録。
これさえやっておけば、後でどうにかなります。