自動の仕訳

03MFクラウド「自動で仕訳」勘定科目の決まり方・設定・変更

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連携サービスから入力での仕訳の解説

データ連携をすると「連携サービスから入力」に表示されます。

表示される内容を見て、少し簿記を勉強した人なら「あれ?」と思うでしょう。

仕訳は下記のように左右に勘定科目と金額を記入します。

借方勘定科目 金額 貸方勘定科目 金額
旅費交通費 1,000 現金 1,000

しかし、連携データで表示されるのは「日付」「金額」「摘要」「勘定科目」「補助科目」「タグ」となっており、仕訳の状態になっていません。

ただ詳細をクリックすると

このように仕訳の形が表示されます。

わかりやすく書き直すとこんな仕訳です。

取引日 借方勘定科目 補助科目 金額 貸方勘定科目 補助科目 金額 摘要
01/22 普通預金 住信SBIネット銀行 1 事業主借 なし 1 利息

この仕訳はMFクラウドが、連携サービスで取り込んだデータから自動で判断して提案してくれるものです。

このうち「日付」「金額」「摘要」はデータの情報がそのまま反映されますので、チェックが必要なのは「勘定科目」です。

勘定科目の決まり方

勘定科目の決まり方には、いくつかパターンがあります。
どのように決まるのか違いを理解しておくと、いざという時に役立ちますので、「勘定科目」がどのように決まるのか説明しておきましょう。

勘定科目提案機能による勘定科目

初めて取り込んだデータは、勘定科目提案機能によって勘定科目が設定されます。

MFクラウドが提案してくれる勘定科目には「雲マーク」が付いています。

今回の仕訳の場合だと「事業主借」についています。

取引日 借方勘定科目 補助科目 金額 貸方勘定科目 補助科目 金額 摘要
01/22 普通預金 住信SBIネット銀行 1 事業主借 なし 1 利息

借方勘定科目「普通預金」はコンボボックス表示されておらず、変更ができません。こちらの変更方法はのちほど説明します。
「雲マーク」が付いている貸方勘定科目「事業主借」は、コンボボックスで変更が可能です。

自動仕訳ルールによる勘定科目

MFクラウドが初めて取り込んだデータは、勘定科目提案機能によって勘定科目が設定されると説明しました。
しかし、その仕訳を登録すると次回からはその勘定科目で仕訳されます。
初めての登録の際には詳細を開くと、「自動仕訳ルールとして保存」にチェックが付いているためです。

そのため、何も変更せず登録ボタンを押せば、自動仕訳ルールとして登録され、次回から反映されるからです。

「自動仕訳ルール」に登録すると、次から「雲マーク」はなくなります。

上が「勘定科目提案機能による勘定科目」
下が「自動仕訳ルールによる勘定科目」

もし「自動仕訳ルール」としたくない場合は、仕訳登録時にチェックを外します。

自動仕訳ルールの訂正方法

一度登録した「自動仕訳ルール」は訂正が可能です。
「検索」の上にある「自動仕訳ルール」をクリックします。

登録した「自動仕訳ルール」の一覧が表示されます。

コンボボックスから他の勘定科目や補助科目を選択して登録すれば、訂正完了です。

連携データの設定値による勘定科目

借方勘定科目「普通預金」はコンボボックス表示ではないので、固定された勘定科目で、ここでは変更できません。

連携サービスを利用した仕訳の場合、片方の勘定科目は固定されています。

連携サービスが「銀行」の場合
データの値がプラス 借方勘定科目は「普通預金」補助科目には「○○○銀行」
データの値がマイナス 貸方勘定科目は「普通預金」補助科目には「○○○銀行」
連携サービスが「クレジットカード」の場合
データの値がプラス 借方勘定科目は「未払金」補助科目には「○○○カード」
データの値がマイナス 貸方勘定科目は「未払金」補助科目には「○○○カード」
連携サービスが「Amazon」の場合
データの値がプラス 借方勘定科目は「未払金」補助科目には「Amazon.co.jp」
データの値がマイナス 貸方勘定科目は「未払金」補助科目には「Amazon.co.jp」

勘定科目の変更方法

「データ連携」→「登録済一覧」で連携しているサービスが一覧表示されます。

「科目設定」をクリックすると設定されている勘定科目と補助科目が表示されます。

科目のコンボボックスから選択することで、勘定科目と補助科目を変更することができます。

「自動仕訳ルール新規作成」は使うのめんどくさい

自動仕訳ルールは自分で作成することも可能ですが、はっきりいってめんどうです。

こんな画面

取り込んだデータを仕訳登録する時に、「自動仕訳ルールとして保存」にチェックを入れて設定するのがいいでしょう。

入金消込には部分一致を使おう

企業から入金されると振込元会社名が摘要に入りますが、私が会社で使っている銀行は、その時々で摘要に表示される会社名が違うことがあります。
半角カタカナで表示されるのですが、前月は「(カ」と入っていたのに、今月はないといったことがあります。
そのような場合は、「(カ」を抜いた社名部分だけを条件に部分一致のルールにするのがいいです。

まとめ

MFクラウドを使いこなすなら、連携サービスでの仕訳登録をいかに効率化させることがポイントとなります。

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